朝が来るのcuummaのレビュー・感想・評価

不本意にも子供を産むことになった少女:ひかりと子供が授からない栗原夫婦…幼い命を軸に物語が進行する。
ひかりと栗原夫婦の経緯が同時進行のように描かれていて、両者の心のうちが理解できるから、観ていて苦しい。

ひかりがボーイフレンドと戯れながら太陽を捕まえるシーン、満開の桜の下でお互いを見つめ合うシーン…ひかりとって本当に幸せな瞬間だったんだ。だから、ひかりは産むことを楽しみにしていたんだと思う。「なかったことにしないで」はひかりのこころの叫び、泣けます。