宣伝の仕方が「特別養子縁組を受けた夫婦への突然の訪問者は誰？」っていうプチミステリになってるのが気に食わないけど、普通に話として一本の映画としては面白かった。
内容は蓋を開けてみればありきたりだけど、常にこう言うことは社会の中で起こってて、だからこそリマインドとして定期的にこの題材で作られることはいいことだと 思う。
毎回思うけど、学生で子供が出来ちゃって、その後女の子の方の家族にしか焦点が当てられないのは何故？男の子とその家族ももっと関与させ、苦労するような話も見たいし、それでないとどうしても当事者意識が生まれにくいのでは。。
一番良いと思ったところは、養子縁組を受ける側、子供を預ける側の両者の話を、交互に対照的に描いているところで、それぞれに感情移入させられるのが上手い。
主演の蒔田さんや、永作×井浦ペアの圧倒的な演技力が素晴らしく、チープな印象を受けない。邦画らしい、いい映画でした。
