このレビューはネタバレを含みます
話は淡々と続いていきましたが、ラストにつれてどんどん続きが気になるような展開でした。
最初、夫婦の話から見ると数年後にいきなり訪ねて返してくださいってなんだよって思うけれど、その後のひかりの話を追っていくとなんとも言えないつらい気持ちになりました。
中学生だし、どうしようもないのかもしれないけど、ひかりは高校行けてないのに父親(になるはずだった人)が普通に高校に進学しているのが腹立ちました。
親も、私たちがどんな気持ちだったかわかってるの？とひかりに言っていましたがひかりの気持ちは？？と思ってしまう。まだ中学生だから。ではなく、中学生だからこそひかりの気持ちを聞いてあげて少しでもひかりがやりたいようにしてあげて欲しかった。
彼氏は高校行くし、あんだけ好きとか言ってたくせにひかりに寄り添わないし、両親はあんなだし、周りがなかったことにしようとしているからこそ、やっぱりひかりはなかったことにできなかったんだと思います。
実際、ひかりのように若くして出産してしまった人たちはどういう気持ちでどういう選択をしているのでしょうか、、、考えると苦しくなります。
最後、佐都子がなぜひかりを探し、謝るようになったかの感情の変化をもっとしっかり描いて欲しかったなぁと、、、2時間20分くらいの長尺なのでなのさら、、
蒔田ちゃん目当てで見ましたが、当時の彼女は16歳だったそうで、、、。ちょっと圧巻です。。
泣きの演技(詳しくは泣き出す瞬間)とセリフのない表情の演技がすごいです。。。。
彼女がまた好きになりました、、、
