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朝が来るのdg10のレビュー・感想・評価

朝が来る(2020年製作の映画)
4.0
映画館は鬼滅の刃でコロナと言えど大混雑。そんな中、こっそり、ひっそり(というわけではないけど)上映されていました。
個人的に、忘れられないかもしれない作品の一つになった。
養子縁組制度の、受ける側、親になる側の話かと思っていたら、後半はほぼ産んだ母親の話だった。
みんな一生懸命、母親だった。
その一言に尽きる。
ただ、産んだ子は若すぎた。若すぎて、子供を手放すことになったけど、そのことに深いほど、誰よりも向き合っていたと思う。
自分が、その産んだ母親、中2の女の子の親だったら?どうしてた?そんなことを深く考えさせられた。

中2の女の子が、姉の制服を着てみるシーン、何気ないシーンだったけど高校に行く自分の姿を想像していた未来を感じられたのに。
髪色、雰囲気が変わった自分に、こどもの父親である元恋人は気付いてくれず、自分がなれなかった高校生になっていた。
色々考えさせられる作品だった。
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