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朝が来るのumeboshiのレビュー・感想・評価

朝が来る(2020年製作の映画)
3.8
ひらすら、ひたすら、人物を寄りで撮り続ける。呼吸でさえも漏らさず聴かせようとする撮り方。
それはまるで客観的に外側から観ることは許さない、とでも言われているようでした。
ドキュメンタリーのように描く手法がラストシーンにこれでもかというほど活きていて、とても良かったです。

二人の母親を子どもの目線が静かにつなぐ構成。
随所に散りばめられている生命の象徴・海や森、そして光と風。

辻村深月さんの原作を映像化したものの中でも、いちばん、素晴らしかったです。
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