『ニュー・ウェイヴ・オブ・フレンチホラー』を様々な視点から考察する、ドキュメンタリー映画。
2003年に公開された『ハイテンション』。その圧倒的なゴア描写と恐怖感は、数々の観客を驚かせたのではないでしょうか。今作ではそれから2017年『REVENGE リベンジ』にかけてのフレンチホラーの歩みを、様々な監督や評論家たちが考察していきます。
『屋敷女』『マーターズ』『フロンティア』『RAW 少女の目覚め』。まだこれらの作品は見れていませんが、私が思うフランス産ホラーの魅力は、「容赦無く血みどろ、しかしながら過剰すぎないゴア描写と、女性ヒロインの男勝りな強さと知性による活躍」だと思います。
世界的なヒットがありながら、近年までフランス本国では敬遠されていたホラー映画。フランスの映画業界では「ホラー作品は下劣なもの」と見なされていたそうで、フランス本国でもヒットを記録するようになったのはつい最近。フレンチホラー映画史だけではなく、映画史全体における近年の歴史の動きを知ることが出来る作品です。
ホラー映画がお好きな方なら、観て損をする事は絶対に無い作品だと思います。
見ていない方は是非！
