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Winnyのeのレビュー・感想・評価

Winny(2023年製作の映画)
3.7
winny事件は全く知らなくてそもそもソフトウェア関連は疎いから無知すぎたし開発者のことなんて気にしたことなかったけど、今の時代だからこそ観なくてはいけない作品と聞いて、でっくん自体もしばらく観てなかったから気になって鑑賞。ストーリーは実話だからただ事実に基づいた裁判劇。金子さんの人柄の良さはすごく分かった。これはソフトウェアの話だけどいろんなことに当てはめることができるとおもった。その時代に合った生き方って何が正解なんて誰にもわからないと思うけどチャレンジなくして成功なし、山があったら登る精神はほんとに尊敬。天才を潰すような未来にはなってほしくないね

他のユーザーの感想・評価

yosko

yoskoの感想・評価

4.4
前評判はそこまで目立ってなかったと思うが、映画館に行くとほぼ満席…

しかし終わってから納得、これは傑作でした。事件の内容含めて一度は観ておくべき作品だと思う。そして東出はやっぱり役者としてはスゴいなと思わされた。

日本の悪しき点をまざまざと見せつけられる本作はホント多くの人に見てほしい。
こういう事件があったことを、知らない人に知ってもらいたい。
世界を変える、日本を変える、何かを変える。
自分が、誰かが一歩前に進むために。
そんなことを考えさせてくれた作品だった。
四畳半

四畳半の感想・評価

3.7
劇場で鑑賞

図らずも出る杭になってしまった男と、率先して出る杭になった男を同時に描いた点は、見事な脚色だと思った。ちょい散漫な気もするが

自分の事は棚に上げるのが得意な日本人らしい事件で、後味もあまり良くはないのだが、金子勇氏の純粋さが何よりの映画的なカタルシスをもたらしている

何より東出昌大の演技センスが憎らしいほどに光りまくってる。エンドロールで流れる金子勇氏本人の映像を見ると尚更。
所謂オタク的な挙動や喋り方に、金子氏の愛嬌のような、ぱっと見で無害な印象が完璧に表現されている。

逆に気になったのは木竜麻生さん。
時代感を表現する為、敢えてステレオタイプなお茶汲み秘書にしたのかと思ったが、明らかにマンスプイレニングというか、観客へ説明する為にわざと無知なお馬鹿キャラとして設定されていて性差別的に感じた。
池上彰の番組とかでよく見る女性アイドルポジション
飲み会のシーンで一人だけ赤い衣装着てたのも、あからさまな紅一点過ぎてギャグなのかと思った。

吹越満さん超格好良かったし法廷劇としては面白く観れたけど、それ以外のシーン(法廷の外)が様々なクリシェだらけで結構ノイズになって流石に辟易した。
金子勇さん以外の殆どのキャラクターが記号的なのも残念。

ただ、中々チャレンジングな企画ではあったので今後もこういう映画観たいっす
kuni

kuniの感想・評価

1.5
Winnyとか懐かしいな あったなWinny
開発者の金子氏のあまりにも早い死は惜しかったよな 裁判に時間を浪費させられ彼の才能を活かすことができなかったのは大きな損失であったのは確か まぁ時代を鑑みればある程度致し方なかったかとも思いますが
まぁそれはそれとして映画自体はまぁ凡庸オブ凡庸ですね
まずもって法廷劇という時点でまぁ無理ですよね期待するのは 法廷劇は基本的に盛り上がりどころを作るのが難しいし変化がない場面が続く 要するにどうなるかというと映画の質に役者の実力が如実に反映される
まぁその時点でね邦画には無理があるでしょう 例えば洋画や韓国映画なら実力で退屈な法廷劇を名画にするような役者がいますがね邦画には...ということです
まぁそれは当然としてもじゃぁ他の要素、プロットや演出はマシなのかといえば当然そんなわけもなく まずプロットに関して言えば警察内部の裏金云々はあまりにもね
イデオロギーとして云々ではなくあまりにもちゃっちい道徳論、善悪論、そういう稚拙な構成があまりにも知性に欠けるプロットでなんだかなぁという感想ですね
演出はまぁ特にコメントすることもないですね低レベルですねぐらいです
役者は唯一渡辺いっけいがそこそこでしたね ただ京都人はあんなベタベタな喋り方しませんけどね
現場からは以上です
EPATAY

EPATAYの感想・評価

3.6
そもそもにWinny事件を知らなかったので、こんなことがあったんだ......という所から夢中になったし、全貌を知ったあとにこんなことがあったのに何も変わってないのが“今”なんだと思って閉口した。
takao

takaoの感想・評価

3.2
僕はプログラマをしている。
これが視聴の動機である。

坂井勇はWinnyの制作者であり、これを流布した者である。
このWinnyというソフトを僕はしらなかった。
が、これと類似する技術が実装されたソフトウェアにはお世話になったことがある。

まず、この映画はドキュメンタリーな映画であるということ。
そのために華々しい画も圧巻の演出も痛烈な展開も特にはない。

「この事件のせいで、日本のIT発展はひどく停滞したであろう」
この声について、一部解るようにおもう。
技術を作ること、公表することにリスクを感じるような社会では発展は萎縮してしまうだろうと思う。
この点、彼がこの事件で長き格闘の末に無罪を勝ち取った功績というのは
今日の日本において甚大なものだと認めざるを得ない。


劇中。
坂井勇はWinnyは法的な拘束により、Winnyについての改修を禁止される。
最中にもWinny により違法なファイルのやりとりが日夜行われている。
Winny の脆弱性により情報漏洩などが起こっている。
そういったニュースが彼の耳にも平等に響いている。
まるで世間から責められ脅迫されるような気分であろう。

「たった、1行のコードを追加するだけでいいんです...!」
彼にはその改善のアイデアや実装が頭の中に浮かんでいるのだが、それを行使することができない。

彼は日本語によるコミュニケーションが拙い。
法廷にて、そのいたたまなさを表現するために、その悲痛の精神を綴りあげ、独白をするのである。
このシーンに僕は胸を打たれた。

映画としての評価は決して高くない。
ただ、このドキュメンタリーは僕の足場になっているでろう、坂井勇の功績に気づかせてくれた。
「彼の功績に素直に感謝したい。」
これがこの映画からの収穫である。
ファイル共有ソフト「Winny」の
開発者・金子勇
2004年 著作権法違反ほう助の罪で
逮捕され無罪を勝ち取った実話

弁護士の考えや裁判の様子か丁寧に
描かれていて わかりやすく良かった

ナイフで人を刺しても
ナイフを作った人に罪はない

若くして亡くなったのが残念
「金子勇が遺したプログラムは
今日もどこかで動いている」
yamato

yamatoの感想・評価

3.8
事実ベース映画。法廷劇みたいな映画ではなかったが丁寧でよかった。東出はこういう役は上手いよな。金子勇は死ぬには早すぎた。
実話をもとにした社会派法廷ドラマ。
よりにもよって某匿名掲示板の創設者がプロモーション協力してたのを見てうわ…観るのやめとこうかな…と思ったけど作品自体はとてもよく出来てます。
東出昌大はやっぱり良いですね。彼の持つどことなくちょっと世界とズレたところに存在するような佇まいがぴったりハマってました。
何だ天才か…


Winny事件の裁判と警察の裏金問題。

2つの出来事が思いがけない形で繋がる様子を描いた実話モノ。

ウィニーに関しては当時、初めてパソコンを買ってインターネットなるものを利用し始めた頃だったので、よく覚えているんです。コンビニとかでも違法ダウンロードの方法をレクチャーする様な内容のムック本がCD-ROM付きで売られてたし。

今思えばスゲー時代だなと。

ダムが決壊するかの如く情報がダダ漏れになって、振り返ってみれば一瞬の出来事でしたが「何でもアリ」の瞬間があった事をよく覚えてるんですよ。ナニモカモナツカシイ…


「包丁屋の理論」は当時よく耳にした言葉で、当然、包丁屋は無罪でしょと考えてた所に一審での有罪判決。

その後、二審、最高裁が無罪だったので一審はポンコツか等と思ったものですが、まぁ無理もないかと今ならば思えます。相手は天才ですから。凡人には理解できないんですよ。F-35の出現を予想するなんて。

この映画を観て改めて思いました。

金子勇は天才だった。と…

子供の頃、少しだけBASIC言語をかじった事があるのですが、まぁ訳が判らず投げ出したんですけど、そこに宇宙の広大さを感じる小学生もいたんだなぁと、震える想いにとらわれました。

一方、愛媛県警の裏金問題については全く無知で、純くん演じる仙波敏郎氏の出番が脅迫電話を受けたトコで終わってたので、あの後どーなったのかめちゃくちゃ心配になってウィキってみたらなんと!定年まで勤め上げたとゆー事でいやぁご立派!

それどころか経歴を見たらこの人の人生も全然映画化出来るやん!とゆー位凄まじい内容でこれまた心が震えました。

まだまだ日本にゃ凄い人はいるんですね。

ただ陽の目を見るか見れないかはもう運命としか言いようがなく表舞台に立ったとしても受け取り手がいなければそれもまた陽の目を見なかった事になる訳でこの度の映画化の様に何らかの形でレスキューされて広く知れ渡る事を祈るばかりででも祈ってるだけでは何もしてないのと同じとも思う訳でこれからの日本を背負って立つ若者達の為にも掘り起こす育てる等の取り組みを具体的に進める事が運命で済ませず明確な意図として今、今すぐ取るべき行動なのだと強く強く感じた次第であります。(0.5秒)

               おわり。




蛇足:吹越満さん演じる秋田弁護士が渡辺いっけいさん演じる北村刑事を落とすシーン。

すんげードキドキしました。

これぞ法廷劇て感じで素晴らしい演技合戦でしたね。

蛇足の蛇足:ちょっと引っかかったのが裁判長。

あの人絶対入れ歯ですよね。

なんか滑舌がね。気になってね。

あそこまでご高齢の裁判官ているんですかね? 

なんかIT関係に明るくないって意味合いでキャスティングされたのかなって勘繰っちゃいました。

蛇足の蛇足の蛇足:引っかかると言えば関西弁。

普段そんなに思わなかった事なんですが、今回の役者陣の関西弁がもうエセ関西弁過ぎて、それがもう苦痛で苦痛で…

いやそれは内容とは全然関係なく、別に作品の良し悪しを語る要素ではないのですが…酷かった。

他にも酷いヤツはいくらでもあるんですが、なんか…コレは…キツかった…

蛇足の蛇足の蛇足の蛇足:引っかかると言えばこの作品、上映館、上映回数が極端に少ないですね。全国的に。

愛媛県松山市では上映すらしてないとの話。

いわゆる「不都合な真実」てヤツなんですかね。

まぁこの作品がどこまで脚色されてるかが判らないので100%擁護する事が間違いなのかもしれませんが、なんか…意図を…感じざるを得ませんっ!!!


蛇足の蛇足の蛇足の蛇足の蛇足:劇場に行くと必ず「映画泥棒」が流れてるの観ます。
劇場に来た人って入場料払ってますよね。

アレ…いるのかなぁ…
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