2023.4.6
ファイル共有ソフト「winny」を巡る実話を元にした裁判記
開発者が捕まるという異例の事件は、どうにもきな臭く警察内部に裏がありそうで…。
そういうでかい組織に戦いを挑むときこそ「匿名性」というのが力を発揮するのですね。で、そのために使えるはずだったのがwinnyでもあったんですよね。
出る杭は打たれる。
というのは今の日本の産業衰退の大きな要因の一つだけど、その前提を作らないために戦い続けた人がいたんですね。あまりちゃんと知りませんでした。
どうもプログラムになると見えづらいけど、なぜ開発者が捕まらないのか?それはプログラムというのは殺人事件で言うところの凶器だから。
事件を起こしたのは凶器そのものじゃなくて、それを使った人。悪いのも犯人という人。
だから作った人間は悪くない。と考えるのは当たり前。
のはずなんだけど、ハッカーという印象のよくない単語や、メディアによるあたかもプログラムが悪い。という見せ方が、作った人間が悪い。という空気感を作ったのでしょうね。
裁判シーンは白熱し、熱く、盛り上がり、見応えがありました。