日本のプログラマーということは知っていたが、winny自体をよくわかっておらず、実話ベースということもあり興味があったので試聴。
つくりの大枠は法廷もの。
所感としては、いつの時代も組織にしがみつく既得権益保守のため、才能や成長を犠牲にしていることに対する強烈な風刺作だと感じた。また現代日本のこの分野をはじめ様々な分野において著しい成長の鈍化の主因とも言える象徴的な一例だとも感じた。
「天才を殺す凡人」を読んだ時と似た感情を覚えた。
あと、なんだかんだ東出の演技良かったし、吹越が渋くてストーリーに赴きがでだと思う。
ただ、鮮烈なメッセージ性はあるものの、映画としての作品性を考慮すると、やや面白さや没入感は物足りない印象。
さて、自分も空を見上げ、パソコンを触りたがって、それっぽい雰囲気を纏う準備でもそろそろ始めようかな…