りえあおき

Winnyのりえあおきのレビュー・感想・評価

Winny(2023年製作の映画)
3.1
寝ても覚めても 桐島 ときて、うっすら東出祭り。

名前しか知らなかったWinny。裏金問題や 国民の視線や論点をずらすスケープゴートとなったソフト開発者。どちらも、現在と繋がる問題で この映画でみて初めて事件のことを知った。

裁判、実録物。
固く、飲み込みづらくなりそうな話を 、その都度 要約した会話を挟む事で、 門外漢でも理解できる。整理されている。

浮世離れした主人公の効果もあって 面白みも保たれていたし ちょっと前の東京、という描写にも なっている。

東出さんと三浦さんが並ぶとき ベン・アフレックとマット・デイモンが並ぶ #AIR とか あんな風にみえた。ヒーロー然とさせていないところも良かった。丁寧に作られてみえる。#エルピス にもつながる映画。吉岡さんは 毎回 純朴な青年としてみたらいいのか おじさんとしてみたらいいのか 取り扱い不明な存在として私には映る為 俳優としては苦手。

公権力側が暴走しないか。記録は必須だし、情報をオープンにして市民も監視出来るべきだと思う。取り調べや金銭の授受は特に。袴田さんの件はまだ続いてしまっている。。教えてくれてありがとう、という映画。