監督の映画テクニックが良すぎて。
イクが逝くで行くという定番のエロスとタナトスをしっかり描いている。
類似の作品だと増村保造「刺青」や市川崑「炎上」かと。
水のイメージの繋げ方が良かった。
水道 射精 嘔吐 流血 落涙
だからカレーではなくラーメンだった?啜るし。
見えそうで見えない撮影に回想と夢を挿む編集も良かった。
地下の緑色の光と屋上の抜けるような青い空と風になびく白いシーツの対比も良い。
コロナにも負けずに映画館に集まったお姉様方へのサービスでもあるラストシーンでのベッドシーツが海の青というのもいいですね。