こぅ

ハープーン 船上のレクイエムのこぅのレビュー・感想・評価

3.3
'23 春のホラー/ミステリー祭②

あの【タイタニック】を超えた⁈(皮肉トレーラーより)。

ロブ・グラント監督デヴュー作で、
【ソリッド・シチュエーション・スリラー】。

カルガリーアンダーグラウンド映画祭 観客賞受賞作品。

原題:ハープーン=アメリカが開発した対艦ミサイル。


彼女のサーシャ(エミリー・タイラ)を寝取られたと思い、親友のジョナ(マンロー・チェンバース)を殴ってしまうリチャード(クリストファー・グレイ)。
しかし、それはリチャードの誤解で、お詫びに3人で楽しめるボートの日帰り旅行を計画するが、ふとした会話の中で◯◯が発覚してしまう。
再び険悪な状況に陥った船上で3人の殺し合いが始まる…。


前置きをモタモタさせず、本ステージである船旅に出るテンポは良い⤴︎

船に限らず
ソリッド・シチュエーションで、3人のスリラーと言えば、展開は限られるだろう。
まして殺し合いとなれば10人なら兎も角、3人では即刻終了に。
その辺りは脚本を練らないといけない。
しょうもない会話で間を持たせる場面も致し方ない⤵︎

本作をカバーしているのは、
【良く喋るナレーション】。
普通に状況説明なら邪魔、不要であるが、3人の掘り下げや展開上の解説的なのは効果的だ。
ストップモーションやモノクロ処理にしたり工夫が見られる。

グロに関しても、
生きる為に◯の血を飲んだり、腕を切り込んだり、喉を、、と痛い‼︎
ホラー的に見る血とは違って生々しい描写。

殺し合い防止の為の展開(取り引き)は上手い。

若干中弛みを経て、
史実に沿ったクライマックスの駆け引きは、人間の心理が出て面白いと思うし、ラストに向け、急展開を見せる。


この結末は、
3人とも◯◯でなければ成り立たない!
ナレーションも効いている。
そこは良いとして、、
え〜⁈⁈この アホオチ がやりたかったのであろうが強引だな⤵︎

2人の男は良いとして、ヒロインは他にいなかったのだろうか⤵︎⤵︎
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