こぅ

ナイトメアは欲情するのこぅのレビュー・感想・評価

ナイトメアは欲情する(2012年製作の映画)
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クリスティーナ・ブオジーテ監督デヴューによる、
【SF・スリラー】。

みうら、いとう、町山氏の
真面目に考えた 下品な邦題 に欲情して鑑賞の巻〜。

ジャケ題字は、みうらじゅん。


昏睡患者の神経情報を別の人間に転送するという人体実験。
研究者のルカス(マリウス・ヤンポルスキス)は患者の精神世界に潜り込み、そこで患者のアウロラ(ユルガ・ユタイテ)という女と出会う。
ルカスは、彼女に会う為に実験を繰り返すが…。


★脚本
アヴァンタイトル〜の実験開始の導入のテンポは悪くない。
実験自体は、
未来的だが、その方法としては、全身にセンサー付けて、液体/水の半分入ったボックス(棺桶)に浸かるだけって、随分と古典的だな〜。
ルカスが、
2回目の実験からアウロラという巨乳全裸美女とイメージSEXしてから体験を報告をせず、隠した。
が、同棲している彼女、リナには、正直に話した、って普通、逆だろ⁈
速攻でアウロラに惚れたのは、リナが生理でSEXを拒んだからなのか⁈
リアルな彼女より、昏睡バーチャル女を選んだ理由が、カラダ目当て/性欲 だけとしか思えない⤵︎
動機は不純でも
隠し通して二股しないところは良い。

戯れる2人に暫く会話は無い。
アウロラの初めて発した言葉が、食事中の(足指)舐めて!

前半〜半ばまで進展無く、間延びがある。
半ば辺りから
第三者が現れ、って面白くなりそうなサスペンスフルな展開、、は訪れやしない⤵︎
何組かの男女が 全裸で戯れてた 肉林エロス も意味不で、単なるヴィジュアル インパクト的な乱行シークエンスに留まる。
リトアニア/ベルギーでは、見せかけの真似事だけで、変態的な世界観を構築出来ないものか⁈

ようやく、
クライマックス前に盛り上がるかと思えば、また間延びが入る。
普通は、
映画として、無理/危険だと止められても押し切って続行するから面白いんだろ!
これじゃ観てる者は萎えて、結末に興味も失せるさ。
アウロラの心情も良く分からない⤵︎

クライマックス⁈
裸の2人(ずっとルカスのケツ映像)の 追いかけっこ が長すぎだろ!
そして、
暗闇での2人のどうでも良い会話、、


結末も
逆ならまだ納得したってもんだ!


★総評
D・リンチやクローネンバーグの悪夢観を目指しても程遠いな。
無駄が多くて飽きる。
ありがちな設定スリラーに特化するパートも無く、薄い。
肌色ボカシがデカ過ぎ。
オレンジや赤の幻想的な世界観は若干良く、重低音の響く劇伴も悪くない。
あとは、アウロラのOP。
こぅ

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