のんchan

レイニーのままで 消えゆく記憶ののんchanのレビュー・感想・評価

3.7
人気実力を兼ね備え華々しく活躍していた女優のレイニー、ある時を境に台詞を覚えられなくなって行く...
若年性アルツハイマーだった。

本人の苦しみは想像を絶するものの、側で支えるエヴァの苦悩。
2人は共に暮らすレズビアン。

いつも強気で喧嘩越しになるレイニー。
彼女の良さを誰よりも理解し応援しているエヴァ。
病気になったとて、もちろん変わらずに支える覚悟。
レイニーの少しでも気に入る施設を探し回る。
条件の整った施設に入居し、絵を描きながら穏やかに過ごすレイニー。
見舞いに訪れた目の前のエヴァを認識出来ない日が訪れる。



この作品は、映画界でも題材として取り扱う事の多いLGBTと、アルツハイマー認知症の2つを同時に着眼して、観るものに自分ならどうする?と問題提起している、なかなかの良作です。
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