RYU

さすらいのRYUのレビュー・感想・評価

さすらい(1975年製作の映画)
4.8
約3時間の長尺ですがしつこさや気怠さを一切感じさせない。流石です。
実際に現地を巡りながら撮影された風景や街並みがとても広大で綺麗

妻と離婚し落ち込むロベルトと、映写機を修理し、街を転々とするブルーノ
性格の違う2人に見えますが、お互いが自分の過去や考えを打ち明ける程、通じる点が見つかっていく。これから自分達はどうなるのか、期待と不安が交差する。
結局の所「人生は一度切り」、「変化は必然だ。」

これを観て自分が居るこの日常は凄く狭いんだなと。いっそこのまま放浪してもいいのではないかと思ってしまいますが、やめときます。

ロードムービーの全てがこの映画に詰まってると思いますので、是非観てほしい
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