さすらいの作品情報・感想・評価

「さすらい」に投稿された感想・評価

Aki

Akiの感想・評価

5.0
すごい。素晴らしい。
序盤の川に車が唐突に突っ込んでいくのとか唐突すぎて笑った。この監督好きだな。
なんと176分!個人的にあんまり長さは感じませんでした。
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

3.6
こんな旅がしてみたい。
あの二人のような友情に憧れる。
お互いの実家を訪れる所がとても良い。
でも少し長かったかな。
Guy

Guyの感想・評価

4.0
ひたすらに心地が良いなぁ。
裸にオーバーオール。手巻きタバコにトレーラー。
モラトリアムな田舎の旅。時々みせる何処か遠くを見つめている表情。2人は何を思うのか。
バイクと並走する3両しかない電車に揺られている人、小さな町に住む人、道ですれ違う人、今まで出会った人、それぞれに想像もつかないような生活や人生があって。
孤独を抱えてたり不安を押し殺してたり。
何も考えられずに生きれたら苦労はしないんだけど。
露骨さは一切無いのに隠しきれない孤独を映すのが抜群に上手い。
ヴェンダースにしろジャームッシュにしろ大好きな作品は決まってロビーミューラーが撮ってる。
リュディガー・フォグラーも凄いなぁ。ヴェンダースとの絶対的な信頼関係がある事は冒頭でわかりますわな。
この作品の美しさは間違いなく本物です。
ハリル

ハリルの感想・評価

4.5
要再見
ゆらゆらと流れる時間
憂鬱の楽園的なバイクを後ろから追うショット
映画館、サングラス、回転、
変化は必然。円環構造。
初ヴェンダース。冒頭の河に突っ込むビートルや脱糞、終始素晴らしいロケーションで最後まで見通せるんだがやっぱり長い気がする。
ストレートに連想したのはジャームッシュの作品群。
主人公二人の過去が好対象になってる辺りが興味深い。
「人生は一度きりだ」という言葉に動かされて一度別れた二人はそれぞれ落ち着く場所を求めるけども、結局また二人になって離れていく。
マイク

マイクの感想・評価

4.0
人生で一番好きな映画。
生涯モラトリアムな私のような人種にとっては、この作品程作中の時間に没入できる作品は無い。
黒沢清(違うかもしれない)あたりが言っていた、時間を編集する以上全ての映画はホラーだという感覚をある意味で味わえる。
永遠に続いて欲しいような退屈。
Fal2018

Fal2018の感想・評価

5.0
いい映画でした。

いままで観たヴェンダース作品の中でも一番か二番くらいによかった。

ミニマルな動きと言葉で必要なことをしっかり伝えてくれる。

個人的に気に入ったのは移動中のトラックを前方から撮るショット。
画面の八~九割をトラックが占領していてほとんど動きが無いのですが、
画面の隅っこにちらっと映る景色とフロントガラスに映り込む雲の動きで
トラックが走っていることがしっかり伝わるという……

あと踏切を列車が通過していって、その前にトラックが停車しているあの
ショットも、あれだけで話の展開がしっかり伝わってすごい。

という感じで、好きだったところを挙げていくとキリないです。
ただし尺が長いので、時間と心に余裕がないと100%は楽しめないかも。
okapy

okapyの感想・評価

5.0
ロードムービーの真髄。言葉じゃ言い表せれないくらい最高。これに勝る映画には出会えない気がする。
otom

otomの感想・評価

5.0
何度観ても素晴らしいとしか言えん(脱糞シーンも含む)。長尺の末の最後の交差の秀逸さ。映写をやってた身としてはバイブルみたいな一本。もちろん傑作。
変化は必然だよ。

久しぶりに自分好みのロードムービーを観た。モノクロで3時間ほどあると今でも少し抵抗をもってしまい最後まで集中して観続けられるのかどうかなど心配していたが、そんな心配は無用であった。冒頭から引き込まれてしまった。
まず地方の映画館を巡回して映写機を修理する孤独なキャラクターというのが映画好きを興奮させますよね(笑)別に〝映画〟そのものとの関わり自体は多くないのですがアスペクト比やら映写室の裏側やら『ベン・ハー』やら…ちょっとした部分でニヤついてしまう。そんな彼と共に移動していくのが妻と別れたばかりで常に誰かが居ないと何も出来ない訳あり男。対照的な2人がお互いに無いものを見つけ次第に変化していくというストーリー。まあロードムービーにありがちな設定なのだが、自由度が違う。それは彼らのキャラクター像もそうなのだが何よりモノクロを超えた風景の美しさ。あまりにも自由であり、それはロードムービーの本来のあり方を示している。どうやら本作の脚本や台詞は11週間の撮影で移動しながら完成させていったそうだ。その自由さが、この作品の良さを最大限に発揮させている。
そして何より最後まで飽きなかった大きな要因として挙げられるのは音楽である。これが移動する風景と2人の自由さが合わさり最高の名シーンを作り出している。まさに奇跡のワンシーン。

ロードムービーは移動しながら新しい場所で発見をし、吸収して変化・成長していくというのが定番であるが、本作は完全に原点回帰からの変化を求めるロードムービー。時計の針は進んでいるのに過去に答えを置いてけぼりにした2人の物語だからこそ、最後の「変化は必然だよ。」という言葉の深さを味わう事になる。ラストの映画館のシーンでもそう。

「ずっと見ているからな。」
「やっと調子出てきたか。」

うん、泣いた。
たしかに長くは感じたが素晴らしい映画に出会えたことに感謝。
>|