FumitakeArano

糸のFumitakeAranoのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
3.7
解説しよう。
「糸とは各人のストーリーが縦横折り重なって繋がり、時に千切れ、また繋がって最終的には全ての出会いや苦しみさえも今の幸せを紡ぐためのもの」で、
それを平成から令和の30年をかけて描いた、とっても日本らしい、ハイコンテクストな作品なのだ!
溺れるナイフでも共演した菅田将暉と小松菜奈と言うだけでもう優勝です🏆
冒頭はありがちな初恋トラウマモノだが、小松菜奈が泣きながらカツ丼を食べる(最高)あたりから、ぐんぐん涙腺を緩めにかかってきます。
この30年間、多くの日本人が平凡な幸せを手に入れるために常に何かと戦い、そのうさをカラオケで晴らしてきた。
そう、この惑星の住人は、中島みゆきの曲が好きだ。