Ryo

糸のRyoのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
4.0
久々に良い邦画みたわ。
お金を惜しまず良い映画を撮りたい。そう言う思いが伝わってきた。北海道、沖縄、東京、シンガポールとたっぷり資金を使ったロケーション、演技力、練られた脚本、シーンの繋ぎ目が丁寧な演出とカメラワーク、全て良かった。
日本の俳優の中で1番好きな小松菜奈と菅田将暉の時点で見る他の選択肢はない。この2人は演技力はもちろん、素敵なオーラを纏っててミステリアスでファンシーでそれでいてエンスージアスティック。美しい。
子供時代の子役の演技も良かった。小松菜奈にめっちゃ似てた。男の子も演技頑張ってた。
まあなんと言っても矛盾がない凝られた脚本が良い。2人にしっかりとした動機と理由があって北海道で出会ったり、東京だったりおもしろい。曲の映像化、こんな無理難題なテーマで糸という作品を見事に完成させたと思います。中島みゆきの糸とか、ファイトとか名曲が出てきてファンにとってはたまらない。菅田将暉歌うますぎ。
ラストがあっさりしていてみた後の満足感が良い。

小松菜奈と菅田将暉が好きなら見るべき。クレイジーな溺れるナイフとはまた違った哀愁漂う2人が見れます。この2人がリアルでも結婚とかしてくれたらまじで崇めたい。小松菜奈は徐々に20代前半の若手から年齢と演技共に大人に変わってきてる感じがしてこれからにさらにさらに期待。

1人の人間の走馬灯をたった2時間でみさせてもらった感覚。楽しかった。
Ryo

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