おー最高じゃないか。
でも人は選ぶと思います。
ゆら帝の坂本さんの声はいいですね。雰囲気にぴったりでした。
ある日音楽を始めようと思い立った不良3人のお話。心のままに楽器を奏でる彼らの気持ちが「音楽」を形作る。その原液の衝動の塊が見ているわたしたちの心に突き刺さる。
ただ、そこで演奏されていのは、いわゆるノイズミュージックなんですよ。しかも大山場では結構な長尺でそれを奏でる。これねぇ、辛い人多いと思うな。ノイズに耐性のある人なんて多くないですからね。
でもいいのよ。それがいい。
だって衝動に綺麗なメロや作り込まれた詩があるわけないじゃないですか。まともな構成だってない。楽器だってまともに揃っていない。
だからその衝動は生々しい。これこそが音楽。もっとも衝動のままの音楽。
そう感じさせてくれる。
いい映画だった。
どう考えても人は選ぶけれど、気になった人には見てほしい。