Motoki

ジョアン・ジルベルトを探してのMotokiのレビュー・感想・評価

3.1
隠遁生活を送るジョアン・ジルベルトを無理矢理にでも探し出そうとする映画監督がその過程を写した映画。
ボサノヴァ誕生の地ブラジルが美しい。
ドイツ人作家マークの書いた本に思いを馳せながら、彼の道筋を辿って自身もジョアンに一目会いたいと願っているが、マークも監督もジョアンに対して失礼だとは思わないのか?ファンだったらそっとしとくべきじゃないのか?
探して欲しくない人間を探し出そうとすることをジョアンの周囲の人間の援助を受けることで、本や映像に残すことで、正当化しようとする彼らには全く共感できない。
だから別に彼らがジョアンに会っても会えなくてもどうでもいいし、ジョアンが嫌な思いをしなければそれでいいと見ていて思う。
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