ジョアン・ジルベルトを探しての作品情報・感想・評価

ジョアン・ジルベルトを探して2018年製作の映画)

Where Are You, João Gilberto?

上映日:2019年08月24日

製作国:

上映時間:111分

3.4

あらすじ

「ジョアン・ジルベルトを探して」に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

4.3
マーク・フィッシャーをたどる
映画が進むうち、この人は、ジョアン・ジルベルトに会う方法を探りながらも、実は、マーク・フィッシャーのたどった足跡を感じたいのではないかと思ってしまう。

ジョアン・ジルベルトに本当に会ったらどうなるだろうかと逡巡するあたりも、マーク・フィッシャーと同じようだ。

ジョアン・ジルベルトのボサノヴァはとても心地よい。映画に出てくるブラジル人たちが口ずさんでも、何か優しい感じだ。

劇中のボサノヴァを聴きながらも、やはり、何かを求めて、自分の前から、ふと消えてしまった友人を想い、そして、探しているように感じてしまう。
どこか、村上春樹さんの小説を読んでるような感じに近いかもしれない。

そういえば、先月、「スタン・ゲッツー音楽を生きるー」 ドナルド・L・マギン(著)という本が出版された。訳は村上春樹さん。タモリさんもネットで寄稿を寄せています。
スタン・ゲッツは、劇中でも紹介されるアルバム「ゲッツ/ジルベルト」をジョアン・ジルベルトと制作した世界的なジャズ テナー奏者。
ホバララは入ってないけど、ダウンロード出来るので、興味のある人は聴きてみて下さい、

ところで、ボサノヴァは、動物に例えると何?って質問が気になってるんですが、鳥ですか?
当然、魚ではないと思うけど…、ツグミかあ?
自分のイマジネーション力の無さに、ちょっと嫌気がさす(笑)。
ジョアンジルベルトの歌とブラジルの街の景色を眺めてるだけで充分。

狭いバスルームで練習するのを好んだ。そして問題をすり替えるのが得意というエピソードが印象に残った。

2004年?国際フォーラムで演奏を観た時はよくわかっていなかったが、ますます分からない笑
taro1971

taro1971の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

途中、マルコス・ヴァーリが出てくるのだけど、ジョアンとは会ったことが無いと言ってのには驚いた。
gori3

gori3の感想・評価

3.5
ボサノヴァの始祖を探し求めるドキュメンタリー。1ジャンルを築き上げる人はやはり普通ではないのだなとひしひしと感じさせられた。完全に変人…のように思えるが、それだけではないのだろうなぁ(;´д`)恐るべき人たらし。

このレビューはネタバレを含みます

今の本人を本当に見たかったの?と言われると、実はそうではないけれど、「たっぷりボサノバ」という点では、まあ良かったかな。
oka

okaの感想・評価

-
彼の日本公演には二度行くことができてとても嬉しかったのですが、いかにも社交的でなさそうだったり、エアコンが嫌いだったり、そんな人がどうして遠い外国でのコンサートなんていうことに同意したのかと思っていたら、当時70代だった彼と年の離れたファンの女性との間にお子さんが生まれていたというニュースをきいて、それで挑戦的なことをするような前向きな気持ちになったんだろうなと勝手に納得していたのですが。
この映画で十数年ぶりに彼の消息をきいてみたら、ほぼ引きこもりのような生活になってしまっていて、胸が痛くなりました。

映画は、彼に会いたくてブラジルの街を彷徨った挙句会えず、そのことを本に書きながらも出版直前に自殺してしまったドイツ人青年と、その本を手掛かりに映画を作ったフランス人監督の物語で、探せどもジョアンに近づいてるのかどうかも分からないし、劇中の言語も英語、フランス語、ポルトガル語が飛び交い、何もかもが混沌としてる中でぼんやりとしたラストを迎え、ジョアンジルベルトという人はほんとにいたんだろうかとすら思わされるような感じでした。
少し前に彼の訃報をきいていたので、そのことが却って彼の存在感を強くさせていたのがなんとも不思議でした…
桜坂劇場(¥900)月曜会員クラブ料金
You Tubeで、どんな曲が有名なのか予習。あまり、音楽に興味を持たない生活を送ってきた代償…。あー、聞こえてきた曲や頭の片隅にある曲。ちょうど沖縄に行く予定ができ、今日迄東京で見送っていた映画。
桜坂劇場は、上映前のマナー放映が無いのがある意味新鮮。終始、ビニール袋ガサゴソする人もいるし、映画終わっても爆睡している人もいた!まあ、本人を探す旅で、結局会えずじまいの展開だしなー。
でも、それがボサノヴァのほんわかした曲が何でもありっていう感じを醸し出す。
享年2019年7月6日、御冥福をお祈り致します。
日本で、一度だけ、ジョアン・ジルベルトの演奏を聴いたことがある。確か9月だったと思うが、まだ外気に暑さは残っているにもかかわらず、会場の冷房は、ジョアンの要望により切られていた。1時間半近く遅れて始まった演奏は、素晴らしいものであったが、途中20分ほど、ジョアンが固まってしまった。沈黙だけが支配する会場。ジョアンは眠っているのか、少しも動かない。その後、また演奏は再開されたが、やはり伝説通りの不思議な人間であることは、そのコンサートでも十分にうかがい知れた。

この作品は、このジョアン・ジルベルトを追ったドキュメンタリーだ。とは言っても、ジョアンにカメラが向けられるわけではない。2018年のリオでのコンサート以来、人前に姿を現すことがなくなった、彼を追いかけたドイツ人ジャーナリストの軌跡を追ったものだ。なぜジョアンでなくて、彼なのかといえば、彼、マーク・フィッシャーは、姿を消したジョアンを追いかけ(ついに会うことは叶わなかった)、その顛末を綴った著書を出版の直前、自ら命を絶ったのだ。監督のジョルジュ・ガショは、フィッシャーの著書を基に、彼がジョアン・ジルベルトを追いかけた軌跡を辿る。ジョアンの有力な関係者にまで会うが、果たして彼に会えるのか。そんなスリリングな興味とともに、冒頭の謎めいたホテルのドアのシーンが浮かび上がる。

もちろん、その間に、ジョアン・ジルベルの音楽の成り立ちや彼の生き方にまで、多くの関係者の証言で迫っていく。本人を追いかけたドキュメンタリーではないのだが、結果として、対象へと迫っていく手法は、なかなか巧みと言わざるを得ない。ボサノバの生まれたブラジルの風景なども楽しみながら、ジョアン探しの旅はなかなか楽しい。
こういう脳内海外旅行、まして好きなジャンルの音楽なら、点数甘くなります。コルコバード。トリステ。オバララ。荒んだ心に3月の水。

出版後、謎の死を遂げたマークの本を地図にジョアンを追う…。音楽映画は曲をもっと…というところでバッサリ残念が多いですが、ボサノバは割に短いから大丈夫。

日常離れて、束の間ブラジルに居ることが出来ただけで満足です。それに女性がレコードで、曲ピッタリに針を落とす場面とか、何かを大切に生きてる人々を見ることができるのも。
鑑賞記録
2019.11.24

ストーリーが進めば進むほど、ジョアンが遠くなるような感覚に陥っていくのが不思議。

映像と音楽がこれほどここち良い映画は他にないのでは。
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