このレビューはネタバレを含みます
まず一番初めのレイプを受けるシーン。直接その暴力は映されなかったけど、寝室に二人にさせられたときの緊張感がすごく嫌で、そして後の回想で大きいお腹を抱えたアレサが台所に佇むシーンで涙が溢れてしまった。
自分の気持ちが言えなくて口を噤むアレサと、そのあと気持ちを解放するかのように歌を歌うアレサ。この対比を見るたびに目頭が熱くなった。
最後の本人の映像にはなんだかずっと涙が溢れてしょうがなかった。
そして何より、なんという歌唱力。素晴らしかった。
ただフリーダムとか他の歌ももっと聴きたい!って盛り上がったところで次のシーン行ってしまうことが多くてちょっと消化不良。良曲が多いんだろうからしょうがないのかな。
あと、二人目の夫が瓶を片付けるのを黙って手伝ってくれたところすごく良かった。結局のところは自分の弱いところとは自分一人で戦わねばいけないんだけど、戦うしかないと腹括ったときに寄り添ってくれる人。