ものすごいパワーとエネルギーに満ちた作品。
彼女の歌声の裏側にあるリアルな背景を、幼少期からじっくり描いている。
その人生の歴史を知ると、なぜアレサの歌にはこんなにも魂が宿っているのかよくわかる。
アレサ本人が指名したというだけあって、ジェニファーハドソンの感情表現が豊かな生きた演技と、圧倒的な歌が素晴らしい。アレサに託された、彼女の人生を代弁する、そんなジェニファーの覚悟も感じる。
ジェニファーによる歌唱シーンもたっぷりあり、レコード制作レコーディングの再現シーンなどは、鳥肌もの。
白人ミュージシャンとセッションをしながら録音していく舞台裏や、「リスペクト」誕生の瞬間も描かれている。名曲誕生の瞬間に自分も立ち会っているような感動がある。
