このレビューはネタバレを含みます
アレサ・フランクリンの伝記映画。前知識ほぼありませんでした。ソウル歌手のレジェンドということと「ブルースブラザーズ」に出演していたなあ、ってくらいの知識です。(冒頭のゴスペルと説教がブルースブラザーズ感あってちょっと嬉しかったです。オマージュ?)
牧師の娘でそれなりに裕福そうな家庭。アレサは父親の人寄せのために歌っていたみたいです。
作品を通した印象としては、父権的な社会に反発してNOを突きつけた人物なんだな、と。
子ども時代、パーティーに集まった男に性的暴行受けて妊娠・出産したらしいことが仄めかされていていきなりショッキング。
レコード会社と契約してからは支配的な父親に反発して、音楽業界のマネージャーのデッドと駆け落ち。しかしデッドもDV夫と化すという。夫のDVをタイム紙に報じられた後、「Think」で“あなたが私にしたことを考えて”と言い“自由”を高らかに歌うのかっこいいです。
また公民権運動にがっつり関わっていたのですね。キング牧師がちょいちょい登場します。
ラスト、晩年、オバマ元大統領の前でのパフォーマンス(本人映像)が流れるのですが、めちゃくちゃ現役感あって感動します。かっこいいなあ。