「ソウルの女王」と称されるアレサ・フランクリンの半生を描く伝記ドラマ。アレサ・フランクリンのことは存じ上げませんでした。劇中での曲もどこかで聴いたことがある程度。最愛の母の死、10代での出産、厳格な父からの束縛、夫からの暴力、挫折、嫉妬、信仰心、キング牧師との交流…ここまで波乱万丈な人生を送っているなんて驚きました。というかアレサ・フランクリンのような歴史に名を刻んだ人って、皆さん波乱万丈な人生を送っているイメージ(笑)どんなに辛くとも、自由のために、幸せのために、アレサは歌い続ける。周囲からの相当なプレッシャーもあっただろう。輝かしい栄光の裏には一般人には分からない苦労があったのだろう。アレサについて知れたことは勉強になったし壮絶な人生であることへの驚きはあるものの、伝記モノとしては今まで他の映画で観たことがあるようなパターンでした。忠実に彼女の半生を再現しているからなのか、そこまで盛り上がるシーンも無かったような…キング牧師とのエピソード話をもっと見せてくれたら良かったかもしれない。
主演のジェニファー・ハドソンの歌唱力は「ドリームガールズ」でもビヨンセよりも目立つほどでしたが、本作でも圧巻パフォーマンスでした！そしてエンドロールで流れる生前のアレサ・フランクリンが歌う映像はさらに圧巻でした！
