ラストのLAのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でのライブのシーンは、主演のジェニファーに、アレサが乗り移っていたな。ちょっと凄かった。
そして、エンドロールでは、キャロル・キングがケネディセンター名誉賞を授賞した時にサプライズ登場したアレサが『ナチュラルウーマン』を歌う映像が流れるわけだが、圧巻ね。たまりませんでした。カッコよすぎて、私は、もう泣けて泣けて、困っちゃったな。
この映画、アレサの幼少期を冒頭でさらっと見せてから、彼女がソウルの女王に上り詰めるまでの紆余曲折を描き、72年の『至上の愛〜チャーチ・コンサート〜』のライブで『Amazing Grace』を歌うところで終わる。
つまり、本作を見た後に、シドニー・ポラック監督の『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』を続けてみると、楽しさ倍増間違いなし。
たぶん、一番良い楽しみ方かもしれないが、日本では、本作の数ヵ月前に『アメイジング・グレイス』が公開されている。公開順が逆の方が、よりよかったのでは？と思いました。
p.s.映画の中で、スモーキー・ロビンソンやキング・カーティスは、ちょっとだけ出てきたけど、サム・クックは出てこなかったよね？何故にサムが出てこないんだー！そこだけ、ものたりん。もしかして、私、見落としてる？
