千足

猿楽町で会いましょうの千足のレビュー・感想・評価

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)
3.8
努力が実って自己を自分自身で満たせるようになった小山田。停滞している自分とは違ってキラキラと前を歩いていると思っていたユカをいつしか追い越した。
最初は自分を埋める為の相手だった。
今はユカが小山田を自分の中に埋めようとしている。大好きだと聞いた意味も大好きだと答えた言葉も同じ瞬間に同じ言葉にならない。
意味がない。所詮他人だから。自分にあてはめることなんてできない。でも他人だから壊れないピースとして持っていられる。タバコが嫌いなだけじゃ、他人に撮って貰った綺麗な写真だけじゃ自分になれない。
これがページの途中ならいいけどそうじゃないならもうしんでしまいたい
千足

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