イタリアでは有名な女優「ジョヴァンナ・メッツォジョルノ」の女優魂を感じられる作品。
知名度の高い女優さんがここまでやるか?というサービスシーンに気合を見ることが出来る。
公開時43歳だったが、日本でよくある「売れなくなったから脱いで一儲け」とはレベルが違い、AV並みの頑張りは凄い。
また、監督もエロティシズムの描き方が良く、映像に頼らすストーリーや設定で表現できているところが見所。
最初だけに集中したサービスシーンだったのが残念だ。
それにしてもボカシが邪魔。
煽った邦題とは違い二転三転するストーリーは楽しめる。
エロ→ミステリー→サイコ→ホラーと盛りだくさんなカラー。でも振り回した挙句に着地できずに、放り投げた感があるラストはいまいち。
原題「Napoli velata」で逃げを打っている感じだ。
あのラストシーンだと「シックス・センス」ぐらいの着地が欲しかった。
余談。
何度も言ってきた事だが、いい加減日本もあの「ぼかし」ってやつを廃止して欲しいものだ。
卑猥なものを隠しているのではなく「ここに卑猥な物がありますよーーー!!」って大声で叫んでいるように見えるのは私だけか?
っていうか、今時ネットを見ればいくらでもお国が眉をしかめる「卑猥」な物が氾濫してるのに、バカ正直にぼかしを入れていることが滑稽でしょうがない。