キョン太

だれもが愛しいチャンピオンのキョン太のレビュー・感想・評価

4.2
奥さんとは別居、仕事はクビ、飲酒運転で事故って社会奉仕活動をすることになったマルコ。
派遣された先は知的障害者のバスケットチームのコーチで、そんなの無理だとしぶしぶいやいややり始めるのだが……というお話。

障碍をもつ人たちとのコミュニケーションは大変だし、問題もいろいろあるしと、彼らの日常とか、社会で共に過ごすということがしっかり描かれていて素晴らしい。

しっかり向き合えば理解しあえるようになるし、指示が通ればバスケだって上達していくし、チームプレイだってできるようになる。

マルコの変化も良かったし、障碍者ったってみんな色々なのも良かった。
コジャンテスのキャラクターは強烈(笑)。

子供を持つか悩むマルコにかけられた言葉には、涙が出てしまったな。

冒頭はすこし褪せたような色合いだった画面が、最後はとても鮮やかで明るくて、そんな演出もニクい、とても気持ちの良い一本でした。
キョン太

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