コレはポストロックによるサイケデリックトリップムービーやね｡
恋人であり親友であるグレイスを亡くした女の子オーブリーの喪失と再生の物語や思います。
グレイスのお葬式の次の日、世界は終末を迎えてました｡
この映画はオーブリーの脳内イメージを具象化されてると思います。
オーブリーは元々｢世界中から人が居なくなればいい｣と思ってた引き篭もり系の女の子ですが、
グレイスがカセットテープに残した｢ミックステープ｣を集めると世界が救われると言うメッセージを聞きます。
ヒントに従い自己の中の怪物と戦いながらも街に出てミックステープを集めます。
ミックステープの隠し場所がスーパーマーケットであるとか図書館とかラジオ局等は｢食｣とか｢知性｣｢情報｣または｢音楽」とかオーブリーがグレイスの悲しみを克服して独り立ちする為に必要なアイテムと解釈出来るかもしれません。
冒険からの後半はオーブリーの座禅による瞑想と解脱の場面も描かれてます。
果たして、ミックステープを集めたオーブリーは｡
監督はミュージシャンでもあり自ら音楽を担当してます。
他にシガーロスの他、スパークルホース、グランダディが使われてます。
音楽ファンも楽しめると思います｡
