たむ

ルクス・エテルナ 永遠の光のたむのレビュー・感想・評価

3.5
『クライマックス』以上に目がチカチカとやられるギャスパー・ノエ監督作品です。
51分の中編で、映画の撮影、おそらくほぼリアルタイム、『24』的な分割映像で同時進行するドラマの展開や伏線は、ほぼ関係なく進行します。
映画撮影についてのドライヤー監督、ファスビンダー監督のコメントの引用を見せながら展開していきますが、魔女の火刑を描く映画で、カオスと狂気に落ちていきます。
視覚的にも聴覚的にも危険水域な作品で、これ映画館で爆音上映とかで鑑賞したらえらいことに、とんでもないことに、『時計じかけのオレンジ』の実験のようにすら思えるある意味で怪奇映画ですね。
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