じゅり

ミッドウェイのじゅりのレビュー・感想・評価

ミッドウェイ(2019年製作の映画)
3.8
ミッドウェイ海戦で活躍したアメリカNAVY達の栄光を振り返ろう、という非常にアメリカン視点の戦争映画でした。日本軍がここまで敵として描かれてる映画は初めてだったので何だか不思議な気分でした。日本人も多数出演してましたが、どうせカタコト英語に字幕付くんやろ、嫌だわぁ(共感性羞恥)と思ってたらちゃんと日本人は日本語喋ってて安心。高校日本史勉強した時に、ミッドウェイ海戦が太平洋戦争の決め手になる一戦だったって先生が熱く話してたの思い出した。私のイメージでは、アメリカにとって日本の戦闘機や空母は劣っていて、完全に相手として軽んじている中この海戦が起きたと思っていたけど、そうでは無いことがよく分かった。すごく日本を恐れていたし、用意周到情報網をびっしり張っていたこともわかった。あと観てて感じたのは、生活の豊かさの違い。まぁ当時のアメリカ側は余裕があって資金もあってQOLをまあまあな水準で維持しながらこの戦争をしていた。日本側にある悲壮感はほぼ無くて、勢いと復讐心からくるアメリカンパワーを感じました。パーティしたり、お酒しょっちゅう飲んだり、前線で映画撮ってたり。日本人にはとっても色んな意味で新鮮な太平洋戦争映画なので、好き嫌いは別れるとは思うけど私は、何かこれはこれで勉強になったし、映画としても考えさせられるものがありました。最後の「海は全て覚えている」っていうメッセージが意味深で怖かったけど。。
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