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残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合うのYSKのレビュー・感想・評価

1.2
タイトルにゾンビとあるもののゾンビ映画でもホラー映画でもなく、ゾンビ映画の撮影現場に呼ばれた主人公のメイクさんが、出演者たちと毒にも薬にもならぬ話をしている様を延々と見せつけられるだけです

何でも『メイクルーム』という作品の第3弾とのことですが、まあ見るべきところが余りにも無いことにびっくりました
出演しているアイドル役の女性たちには「コミュ障」だったり「高飛車」だったり、あるいは「年齢」だったりとキャラ付けはされているもののとても機能しているように見えません

何となくまとまっているように見えるのは起伏がないからですし、どこにでもあるようなキャラクター設定を無闇矢鱈に誇張し、出演者たちが忙しなく舞台を出入りすることでシナリオを動かしている気になり、なおかつどこかで聞いたような話を大仰に話すことで感動ポルノに仕立て上げた、とてもじゃないが人前に出せるような出来栄えではないと思われます

悪い意味で非常に舞台的、恐らく終演したあとは常連たちを舞台にあげて打ち上げをするでしょうね
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