堀田真由主演のZ級映画。
スタンフォード監獄実験をモチーフに行われたVTuberの企画。男女12名による7日間の監獄実験が始まり、次第に被験者達が本性を露わにしていく…というお話。
こういう映画って始まりは面白いんです。意外とイケるんじゃない?とワクワクしながら観ていくと段々と粗が目立ってきて、飽きと謎の展開が待ち受けている…これもそう。
そもそもこの作品自体映画っぽくないというか、そのままYouTubeの企画ドラマとして上がってそうな感じ。低予算で、撮影ラクそうだなと思った。
ストーリーとか全てが台本通り進んでいるっていう感じでリアルじゃない。これは舞台とかなら面白さが増すのでは?と思った。
ここから内容に触れていきます。↓
主演の堀田真由、好きな女優なのに、マリはとにかく私良い子なの感が強くて、泣き喚いてたりしてウザい。中盤までめっちゃ弱いのに、真相が分かった後半で謎に強くなる。
中島健のグレとマリは「仲良いよね」って他の被験者に言われるけどいつの間に?って感じで、登場人物の関係の変化の段階が描かれていないのが多い。
最初に仕切ってたゲーテと可愛キャラだったクミの立場が逆転するのもその過程がない。矢野優花の演技は頑張っているんだろうけど、観ている人がその演技についていけない。感情移入できる背景が何もないから突然豹変したりとよく分からない。
ラストは皆んなワーワー言ってて訳わからないし、最後の展開も謎。
実況を見ている板野友美夫婦のシーンと監獄実験のシーンも上手く噛み合ってない。この企画を見ている人はこの夫婦だけなの?この状況見てなんでそんなのんきなの?コメントとかネットの反応はないの?と様々な疑問が出てくる。
やっぱり板野友美の演技が下手でやばすぎた。そして助けに来た時のセリフ、「強くなったな」って笑笑。結構、悲惨な状況だよ?そういうことなの?と頭の中ハテナになった。
話のネタになりそうな映画でした。縦文字のエンドロールも見づらすぎる、、