Haman

テイル・フロム・ダーク1: 迷離夜のHamanのレビュー・感想・評価

3.7
香港のオムニバス幽霊譚。

①盗品
家賃の支払いにも困る日雇い労働の男が墓荒らしで金を稼ごうとする話。
プライドとして生活保護は受けたくない!だから骨壺を盗んで親族から金をせびろう!っていう斜め上の漢らしさがとってもゴミでよかった。
ラストに、お前がかよっていう謎のどんでん返しがある。

②握った手
CDで悪運を祓う占い師とパワーストーン売りがひょんなことから溺死した水泳部女子の霊を除霊する話。
冷静に考えてかなりドロドロした内容。恋愛沙汰の胸クソホラーなので陰惨な復讐を期待してたのだけど、死に値する人間に何のお咎めもないのが残念すぎる。
戒めとしての最後のメッセージはJUJUとかの曲の歌詞にありそうだった。まあJUJU聴いたことないけどな。

③啓蟄
高架下で「打小人」という邪気退散や呪詛を行っているオバさんの話。
生首が飛んだり、鉄柱が刺さったりと一番派手に幽霊が暴れるけどもCGはかなりクソ。
冬籠もりの虫たちが這い出る「啓蟄」の時期に呪いをかけると百発百中になるらしい。ホラー映画はとってもためになる。
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