犬王の爽のレビュー・感想・評価

とにかくアニメーションが凄くて圧倒された。引き込まれた。
物語るということ。鎮魂と浄化。踊りと肉体。生と死。色々と考えさせられた。
何しろ現代とは当然価値観の大きく異なる時代の話なので感情的に理解するというのは難しさがあったが(物の怪に対する一般的な畏怖の強さと鎮魂にかける熱意など)、フィクションを語るという虚業の本質と豊かさについて考えさせられた。
哲学的で熱狂的。時代劇で現代劇。
そして語り部が主人公という新しさ。
観たことのないものを観た。