アニメでミュージカル、脚本がかの野木亜紀子。一体どんな映画かと思い観てみると、なんと『ボヘミアン・ラプソディー』である。
主人公らの在り方だとか、音楽だとか、演奏だとか、そのどれもがロックである。600年前を舞台にゴリゴリのロックミュージックをやるかと思ったが、むしろそれがロック精神なのかもしれない。知らんけど。
それと驚いたのは犬王役アヴの演技の卒のなさ。普通に良い。歌うパートでもらしさが出ていて良かった。
惜しむらくは一部アニメーションで繰り返しが目立ったのと、歌詞を変えて繰り返される楽曲『犬王』があまり刺さらなかった。
もっとも好みの領域の話ではあるので、ロックミュージックが好きな人や出演アーティストが好きな人は数字以上に、多いに楽しめる映画だろう。