めちゃくちゃ面白い!!!
壇ノ浦で儚く散っていった平家の人々の物語を語る琵琶法師と能楽師の、栄枯盛衰ストーリー
更に、歴史に埋もれてしまった、実在の能楽師犬王の物語を描くことで、現代で彼の弔いをする、という本作の持ついくつもの多重構造に感服しました
観客が一体となって、犬王たちの作り上げる舞台を楽しむ大音楽エンターテインメントとしても、めちゃくちゃ面白い!しアツい!
社会的マイノリティの犬王がラストの舞台に立つ姿は『ボヘミアン~』のフレディ・マーキュリーと重なったが、本作はそこに至る脚本の作り込みが途轍も無かった
盲目の少年と異形の少年が、出会ってすぐに音楽で意気投合するシーンは必見です