タンバリンマン

犬王のタンバリンマンのレビュー・感想・評価

犬王(2021年製作の映画)
3.2
序盤から駆け上がってきた高揚感が、最も盛り上がるはずのライブシーンですとんと落ちてしまった。

なんでや。

犬王が舞い、琵琶法師が奏でているのに、エレキギターとドラム、その他諸々の主張が強すぎひんかな。
アニメーションの力と、音楽の力、古の京都の世界観。それだけでもう、この映画は世界に自慢できる魅力が溢れてたはず。しかし、派手すぎる演出に、なんとしても盛り上げなあかんという焦りみたいなもんを感じてしまった。

スパイス効きすぎて、辛さしか感じられへん麻婆豆腐のような、勿体ない作品。