タンバリンマンさんの映画レビュー・感想・評価

タンバリンマン

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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

ある目的で哭倉村にやってきた水木は、村の統治者である龍賀家の熾烈な跡目争いに巻き込まれることとなる。閉鎖的な村で次々と巻き起こる殺人事件や怪奇現象は除の口。村にはさらに大きな秘密が隠されていた。

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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.6

外傷のない名無しの遺体を解剖することとなった親子。楽な仕事と思われたが、解剖が進むにつれ不可解な現象と驚愕の事実に直面することになる。

解剖で謎を解きつつ、密室で何かわからないものに襲われる恐怖。新
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

不時着した場所が反政府武装勢力に支配された無法地帯だった。フライトパニック×サバイバル×ガンアクション…欲張った結果どれも薄味になってしまった印象。

離陸するまでの丁寧な人物紹介や、伏線っぽい意味深
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.4

世界的歌姫と寡黙なボディガードとのラブストーリー。

ボディガードのガードやら、犯人の動機やら手口やら、全体的にガバガバやなあ。
これが正直な感想だ。

しかし、多くを語らず、立場も肌の色も超えて恋に
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

 「定食屋には700円800円900円1000円の壁がある」何の話やねんと思いきやキレキレのアクション。この緩急がたまらん。

前作よりスケールアップしてるんかと思ったら、むしろダルダルの会話が増えて
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

美しい北欧の大地に迸る、血と汗と泥!
 
金堀りのジジイがツルハシ一本でナチスに復讐する話。地雷原だろうが水中だろうが、これはもうさすがにあかん…っていう状況でも必ず這い上がり、怒りの追撃を止めない。
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.3

「一度こういうのやってみたかったんだよ」
娘を殺害された宮下が謎の男・新島と手を組み復讐を進めるが、事態はだんだんカオスになる。

特に細かい説明がないまま、混沌とした、不気味な復讐劇が繰り広げられる
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.8

東京は違う階層の人とは会わないようにできている。

カースト制も何も無いはずのこの国では、実はちゃんと住み分けがされている。着眼点とパンチ力が凄まじい映画や。

階級の違いを表現する芸がいちいち細かい
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市子(2023年製作の映画)

3.8

プロポーズされた翌日に失踪した市子を探す物語。なぜ失踪したのか?市子に何があったのか?過去と現在を行ったり来たりしながら、市子を追う。

1人で屋台の焼きそばを食べようとするような、小さな幸せを望んだ
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

安藤サクラの涙から始まるオープニングで早くも心を掴まれた。開始5秒で赤の他人の幸せを心から願ったの、初めてかもしれん。

そして途中のあるシーンで、はっ??となってからは、「ある男」を探す極上のミステ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

なんとも皮肉めいたタイトルや
でも、まっすぐ受け止めていいんじゃないかと思えてきた。

人生の多くの部分を刑務所で過ごしたヤクザあがりの三上はやっとカタギぞ!と意気込むが、世間はそない甘くなかった。
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

阿部サダヲ、たぶんほんまにやってるわ

24人の少年少女を拷問し惨殺した罪で死刑に問われた榛村は24件目の殺人は冤罪だと主張し、古くからの知人で法学部に通う大学生・雅也に捜査を依頼する。

事実が明ら
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

久々の鑑賞
いくつかの話を、時系列もバラバラに、繋げていく巧妙な作り。のくせに、どの話もしょうもない!
ダラダラした無駄話も、アホな男どもも、あまりに魅力的なのに災難を呼び込むヒロインたちも、古き良き
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.4

「いいもの見せてあげる」
団地に越してきた姉妹イーダとアナは、超能力を持つ友人と出会う。が、超能力を使った遊びは徐々に暴走し始める。

色彩豊かなのに無機質な映像と、御伽話のような音楽で、あ、芸術性高
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アメリ(2001年製作の映画)

4.3

「人には失敗する権利がある」
冷淡な父と精神不安定な母に育てられ、学校に行かず空想の中で孤独に生きてきた少女の話。ごめん、サイコパスの話やと思ってた。

他者と関わるのが苦手なアメリは、かなり奥手な方
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.8

知らん感情や。

彼は今、いつのどこにいるの?限りなく現実に近い夢の中に放り込まれたかのような不思議な感覚。

カメラマンもフワフワしてたのか、どこ向いてんのと問いたくなるような独特な画がたびたび挟み
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.6

「世界はいつだって生きづらい」
彼女たちが抱える苦悩は全世界の女性たちが抱える苦悩でもある。心身ともに流血しているような状況も、純粋に、ユーモラスに、真っ直ぐ描いてた。

この生きづらい世界を懸命に生
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

東日本大震災から9年後の宮城県を舞台にしたミステリー。縛られ、餓死させられるという凄惨な連続殺人の容疑者として、模範囚の利根が挙げられる。

徐々に浮かび上がってくる残酷な現実に震えた。護られなかった
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.3

体重272kg肥満症の男チャーリーの5日間を描く。まさに息が詰まるようなアパートの一室で繰り広げられるのは、正と死、善と悪、過去と未来の狭間で身動きが取れなくなった人間の、悲哀に満ちた会話劇。その表現>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

大学院生のケイトと天文学者のランドールは、半年後に巨大彗星が地球にぶつかることを導き出す。大慌てで大統領に知らせに向かうのだが。

大統領含め、人類みんなアホばっかりやないか!!

比較的ささっと解決
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作よりも、敵を手品で欺くという構図が分かりやすい。

2作かけて、あいつも、こいつも、あの人も、
思いもよらない正体が明されるが、
ほな結局身内でワチャワチャしてただけじゃ…。

まあええか面白かっ
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.5

4人組が仕掛ける壮大な手品に世界が騙される。

オーシャンズシリーズからスタイリッシュさと緻密さを引いたような映画。手品と言う割に、SF映画のような力技でねじ伏せようとしてる感が否めない。

と、嫌な
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

人間嫌いの嫁。に何となく付き合う夫。動画に夢中な娘と思春期の兄。どこにでもいそうなコミュニケーション不全の家族が貸別荘で休暇を楽しんでいると、じわじわと異変が訪れる。

何?なんで?ていう異変がじわじ
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.3

ヴィーガンの人肉をハムにして売っちゃった精肉店の話。
精肉店×スプラッターなんて今更やな。と思ったら、現代だからこそ生まれた傑作やった。

精肉店の店主はサイコパスでもなんでもない。ただ肉を愛し、良い
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.7

クリスマス前のロンドンで繰り広げられる愛の物語集。英首相から10才の少年まで、老若男女の恋を描く。

これ要る?ってなる話もあった。
それでも、クスッと笑えるブリティッシュジョークと、恋っていいなあと
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

富裕層が集まる華やかな新婚パーティからの、地獄。最も胸糞悪い映画やったかもしれん。

貧富の差が生んだ悪夢やけど、これは秩序の崩壊ではなく、あくまで新体制。だから兵士たちは淡々と悪びれなく残虐の限りを
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

この映画を観る前に時間戻ってくれへんかな。

同じ1週間を繰り返していることに気がついた社畜たちが、タイムループの事実を部長に気づかせるため奮闘する。

よくできた話や!タイムループの原因や、解決方法
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.1

家族のうち1人を生贄にしなければ、世界が終わる。4人の訪問者に究極の選択を迫られる。訪問者たちは善人か?怪しいカルト集団なのか?どうやってこの惨劇を終わらせるのか、ドキドキしながら見届けた。

好きな
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.0

人気YouTuberが心霊スポットに行ってやられる話。

現代のSNS文化のように、自己顕示欲を満たすことに重きを置く現代人の言動はホラーと相性がええみたいや。

だとしても、この作品はこれといって良
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

夫との旅行中、アメリカ西部の砂漠に一人置いていかれたジャスミンはクセ強が集まる「バグダッド・カフェ」に漂流する。

ジャスミンには不思議な魅力があり、砂漠の真ん中にひっそりとたつカフェに集まる人々の、
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.7

「こっちは軍隊だぞ!」
「それが何?こっちにはママがいるわ」

ひたすらクールな母娘が、ひたすらマヌケな男どもをバッサバッサ成敗する話。ここまで振り切ってくれたら気持ちがいいわ。

ジョン・ウィックと
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キャンディマン(2021年製作の映画)

4.2

名前を5回呼ぶと死ぬ
とか言うから、何も考えんでいいホラーと思ってたけど全然違った。

スランプの芸術家は、都市伝説である「キャンディマン」を題材にすることに。しかし、彼に関わった人々は不可解な死を遂
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

「誰かと食べるご飯も、1人で食べるご飯も、美味しいものは美味しい。」

人に愛され、孤独を愛する。そんなちひろさんの不思議な魅力に惹きつけられた。登場人物たちも、私も。

過去も肩書きも見ずに、ただ目
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

よくできた話やなー!謎解きパーティに招かれた大富豪たち。と、場違いな名探偵。

中盤まで大富豪たちの会話は何言ってんのかさっぱり分からん。私のような庶民には理解不可能なのか…と諦めかけた。
おまけに、
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

3.9

「悪魔の奴隷」の続編。それちゃんと邦題に書いとかないと伝わらへんで。

前作に登場した一家は、空き地にポツンと佇むアパートに引っ越した。何事もなく暮らしていたが大嵐で浸水しアパートは孤立。しも、遺体1
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