タケル

犬王のタケルのレビュー・感想・評価

犬王(2021年製作の映画)
3.7
無念の死を遂げこの世を彷徨う霊的な存在を鎮魂する営みとしての能楽。能楽師 安田登の著書『異界を旅する能』を思い出した。
そういった古典芸能の背景にある宗教性や、政治的なものとも切り離せない側面を丁寧に描きつつも、いざ曲のパートになるとロックンロール・コンサートに転じてしまうのが面白い。
森山未來は歌も歌えるのね。
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