きぶんや

ドリームプランのきぶんやのレビュー・感想・評価

ドリームプラン(2021年製作の映画)
3.6
filmarks様の試写会にて一足お先に鑑賞。

高校時代テニス部で、ちょうどウィリアムズ姉妹と同じ時代に生きて、憧れの存在としていた私にはドンピシャで、予告を見てからずっと気になっていた作品。

こういう作品を見るたびに、日本に住んでると人種問題って全くの遠い世界のことだけど、いまだに色濃く残っているんだなとハッとさせられる。

リチャードは少し子どもたちに押し付け過ぎな部分もあったけど、自分がされてきたことを娘たちには経験させたくないという想いからきている行動だと理解できるし、もしかしたら少し美談も入ってるのかもしれないが、何よりウィリアムズ姉妹が強くなりたいと望んでいたので、双方の思いがあってこそ、良い結果として出たんだなと思った。
そして忘れてはならないのが、お母さんと他の姉妹、コーチたちの存在。
ときおり家族愛にホロリとさせられた。

テニスを経験したことある人はかなり見入って、昔の自分と少し重ねて見てしまう作品だと思う。