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ドリームプランのTEAのレビュー・感想・評価

ドリームプラン(2021年製作の映画)
4.0
第94回アカデミー賞 作品賞/主演男優賞/助演女優賞/歌曲賞/脚本賞/編集賞 計6部門ノミネート

この映画を観て思い出したのはやっぱり親のこと。父親の従兄弟のお嫁さんになった人がピアノを教えてくれる、ただそれだけで習いたくもないピアノを習うことになった。その際に我が家にきたのはピアノではなく電子オルガン…鍵盤楽器だがピアノではない。子ども心にこの親何にも分かっていやしない…と思い何のために習いにいくのか練習する気にもなれず行ったふりをしたり結局ピアノを好きになることはなかった。

だからこの物語の中にいるヴィーナスとセリーナがめちゃくちゃ羨ましかった…私の親がテニス経験が全くない中プランを作り娘たちの可能性を信じて全力でサポートするリチャードのような親だったら…ピアノ続けていたかもななんてチラッと思ったりもした。それだけリチャードのメンタルの強さは強靭で でもそれを支えるオラシーンはもっと強靭なハートを持つ陰の立役者。

それにしても本当の家族なんじゃないのかと錯覚してしまいそうになるくらい子どもたちの様子がイキイキとしていたのが印象的。  
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