映画だと思えば熱く、面白い。
色々調べると少し迷ってしまう。
特に予習なし、セリーナとビーナスの試合をリアルタイムでなんとなく観ていたという、ゆるい感じの情報のみで観賞しました。coda同様、子供を通して親が成長する物語として約2.5時間楽しく観れました！
偏屈親父の言動、行動も理由があるということ、子供を思ってのことだと感じ、そこまで嫌だと思わなかった。物語終盤、終始つきまとう親父の出し惜しみする理由が分かるのだが、主人公（リチャード）の成長のためのハードル、カタルシスを上げるものとして機能しているし感動もあった。うーん面白かったなと劇場を後にした。
家に帰ってから、リチャード・ウィリアムズとはどんな人物だったのか気になり調べてみると、何だか映画で感じた事がわからなくなってしまい、手放しで面白い・友達にもおすすめしたいと思う事が出来なかった。
家父長制によるドリームプラン、父が1番偉く父の意見が絶対であると言う当たり前のようなしつけ。彼女たちはそれにしたがい花が開いたが同じような境遇で苦しい思いをしている人の方が多いはず。ドリームプランが逆に厳しく逃れる事ができない鎖のように感じ重く苦しくなった。
ただ一方で、映画の中では彼女たちを終始褒めたたえ鼓舞する主人公リチャードの姿は間違いなく眩しく輝いていたとも思う。
