このレビューはネタバレを含みます
2D/字幕
家族モノ!スポーツモノ!みたいな雰囲気で宣伝していた割に予告編の「二人が生まれる前にな」の台詞にずっと違和感があって観るか迷っていた作品。やっぱり美談ではなかったし「こんなもん?なんか美化されてない?」と実際のエピソードを調べた。
鑑賞中ぼく「生まれ育った犯罪地区コンプトンからラケット一本でのし上がったんだなあ」
↓
実際「過酷な環境に身を置き娘に反骨精神を埋め込むため治安の良いロングビーチからわざわざ移住」
…は?
鑑賞中ぼく「厳しさも全ては家族を大切に思うが故だったのかあ」
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実際「前妻との家族(幼い娘も含む)は棄てるように離婚、後に偶然遭遇し『今後は連絡する』と言うも一度も連絡せず」
…は?
原題の『King Richard』そのもの。ヤバすぎ。"事実を元にしたいいとこ取り・いいように解釈したフィクション"としては楽しかった。ジョン・バーンサルもかわいいし。ちょい長かったけど。
有色人種の子どもたちが自分を重ねられる存在になったってとこだけ心から良かったねと言える。あと本人はウィル・スミスよりイドリス・エルバ似。