Senki

生きるのSenkiのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.8
志村喬さんの目力、演技が凄い。

尺も長めだけど気にならないくらい集中できた。
ただ、終わるかと思いきや続いてるってのはあったけれど。

もし自分が死刑宣告されたらどうだろうか。そういう重いテーマであるから全てめでたしで終わる作品でないけども、見終わった後は不思議と暗い気持ちにならずどこか暖かい気持ちになりました。



というのも主人公が自分の信念というかやると決めたことを最期まで完成させて、その仕事のお陰で救われた町の人達がいるから、か。

お葬式で色々な人達が故人の事を語ってそれによって真実が見えてくるのが面白かった。

明日は我が身。何もしないで生きるのか???
30年間何をしてきたか分からない、思い出せないという台詞は中々ぐさっときた。
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