ピナコ

生きるのピナコのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.0
黒澤作品
1952年作品
当時の日本の姿を観ることが出来る。

まだ女性は普段に着物姿の方がいた。
葬儀の喪主も着物である。
日常もフォーマルもまだ着物を着ていた。
洋装がオシャレな時代かな。

あと夜の街のお祭りのような人物、風景にはビックリした。
映画だから盛ってます?

あらすじを読んで重い映画だろうと少し敬遠していた。
人気の三船敏郎は出てないし…

でも今度ビル・ナイでリメイク、脚本はカズオ・イシグロ
ということで俄然興味が沸いたのです。

70年も前の作品なのに
世の中は変わっているはずなのに
多少の違いがあってもやっぱり全然変わってなくて。

ある男が死を意識したときに生き方を探すことになる。

これでよいのか?
でもどうすればよいのか?

主人公の思い詰めた表情など
ホラーに近いものがありました。
流石の役者さんですよね

別に…
僕は…
じれったい性格というか
もの静かな優しい性格な方なんですよね多分。

あだ名がミイラ
役所で同じ課で働いていた若い女性が職場の一人一人につけていた。

私は"幽霊"と予想しました。
存在していない、気づかれない人

そんな彼が命ある間にやろうと決めやり遂げることが出来たのだ
誰かに褒められる事もなく。

でも
今一度生き方を考える
そんなきっかけになる作品。

世の中はやはり変わらず今に至る。
残念。


🤔🤔🤔
自分のレビューを読み返し
有名な作品でもっと難しいレビューにしたいが
これで良いか?悩むところ
薄っぺらすぎませんか?
でもこれが私。
ピナコ

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