ちひろ

生きるのちひろのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
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先日舞台を見たので。

舞台版は親子の話になってるねんけど、映画は自分の生き方や在り方に疑問を持ち、情熱に生きる人を腐しつつも憧れ、でも結局は出来ないというなんつうか何にもしないのが1番というなあなあの社会を描いていてああ現実だな〜…となんか今も昔も変わらん普遍的な話やからこそ、最後のあの橋の上から子供たちがその情熱で築いた公園で遊ぶ楽しい声や夕飯を呼びかける母の声という幸福がとても美しかった。しかしとよもあんなに真っ直ぐに来られたら怖かったんちゃうか…って思っちゃった。息子のことでにこっとするの良いよね。あと当時の風俗が色濃くてとても良い。遺産だ。
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