nutsshell03

生きるのnutsshell03のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.1
市民課課長の渡辺は余命半年の末期がんである事を知る。帰宅後の渡辺の表情は暗い…。Living(リメイク版)と同じだった。黒澤明のオリジナルは時間の流れが穏やかで、台詞が表情に隠れて聞き出し難いところがあり、それを聞きとろうとしてついつい入り込んでしまう自分に気づく。飲み屋で出会った小説家が「不幸には立派な一面がある。不幸は人間に真理を教えるんだ。」と言ってたが、なるほどと思った。
やはりオリジナルは深い。
nutsshell03

nutsshell03