観たのはドラマスペシャルの方だけどなかったので。
公務員勤続30年の男が、自分の命が残り少ないことを知って
今まで暇つぶしのように生きてきた30年を後悔し
残りの少ない人生をどう生きるかを考える話。
淡々と話が進んで、あっさり死ぬ。
でも、死んでからの流れが涙が止まらない。
もしあとわずかしか生きられないと知ったら何する?
私たちはいつ死ぬかわからない。
十分それはわかっていても、人はなかなか行動に移せない。
「余命○か月」と言われてから、やっと一生懸命生きる。
"休まず、遅刻せず、働かず"、"何もしちゃいけない"
ような職場で時間をつぶすように働いてきた。
まるで生気のないミイラのように。
でもすい臓癌で余命を宣告され、思い残しのないよう生きたいが
実際何をしたらいいかわからない。
そして部下だった自分と正反対の若い深田恭子に魅せられ、自分のするべきことに気付く。
男手ひとつで大事に育てた1人息子夫婦に邪険に扱われ
一人ぼっち、最後まで報われずに死んだわたなべさん。
みんなが全てを知ったのは死後。
報われずに死ぬところ、モーツァルトみたい。
わたなべさん、素敵です。
そして深田恭子かわいすぎ。
最後深田恭子がお葬式でてこないのがもやっと!
そして選挙カーでもやっとw
とてもいい話です。
人生って死ぬまでの暇つぶしだけど
どうせ生きるなら一生懸命生きた方がいいし
楽しんだほうがいいもんね。
実際全力ってよくわからんけど。
久しぶりに邦画観たけど、これはいいと思いました。